全国に、コンパクトホテル「ファーストキャビン」を展開するファーストキャビンは4月24日、東京地方裁判所に破産手続開始を申し立てたと発表した。
ファーストキャビン開発、ファーストキャビン京都三条、ファーストキャビン京都嵐山、ファーストキャビン柏の葉の関連会社4社も破産申請を実施した。ファーストキャビンや子会社4社が運営するファーストキャビン築地、ファーストキャビン京橋、ファーストキャビン京都河原町三条、ファーストキャビン京都嵐山、ファーストキャビン柏の葉は営業を終了する。JR西日本ファーストキャビンが、JR西日本と設立した合弁会社が運営していた、ファーストキャビンステーションあべの荘とファーストキャビンステーション梅小路もすでに営業を終了している。
その他のフランチャイズ店舗などは、新型コロナウイルスの収束動向を踏まえ、フランチャイズオーナーの判断により営業を再開する予定としている。
東京商工リサーチによると、ファーストキャビンの2019年3月期決算時点での負債総額は11億3,082万円。同日中に破産開始決定を受ける見通し。