アメリカン航空は、新型コロナウイルスの世界的な拡大に伴う、アメリカ政府の旅行制限に伴い、世界各国を結ぶ路線の運休や減便を追加する。
3月16日から5月6日まで、国際線の供給量を前年比75%削減する。国内線も前年比で4月は20%、5月は30%供給数が減少する見通し。
3月16日から、ダラス/フォートワース〜東京/成田線の週3便を除くアジア路線全てを運休する。ダラス/フォートワース〜東京/羽田線の就航は5月に延期する。また、ロサンゼルス〜シドニー・オークランド線を一時的に運休する。
ヨーロッパ路線は段階的に停止する。ニューヨーク/ジョン・F・ケネディ、ボストン、シカゴ、ロサンゼルスとロンドン/ヒースローを結ぶ路線は、乗客と乗務員の帰国ために7日間に渡って段階的に停止する。シャーロットやフィラデルフィア、フェニックスとヨーロッパを結ぶ路線は、アメリカ国土安全保障省が定めた、ヨーロッパからの乗り入れ指定空港ではないため、3月16日のヨーロッパ各地発をもって運航を停止する。ダラス/フォートワース・マイアミ〜ロンドン/ヒースロー線は1日1便の運航を継続する。
南米路線も3月16日から、リオデジャネイロやサンパウロ、サンティアゴ、リマなど各地を結ぶ路線を運休する。
減便や運休の内容は、当局による発着枠の使用要件免除が行われなかった場合を想定しており、アメリカン航空は一時的な要件免除を要請している。免除が認められた場合は、必要に応じて調整を行うとしている。