OAGによると、中国の国際航空市場が、世界第3位から25位に急落した。ポルトガルより若干低く、ベトナムを少し上回る位置にあたる。



2月17日週のデータでは、中国発着路線の週あたりの提供座席数は27万席減少し、1月20日以降は約170万席減った。減少率は80%近くに達し、日本やタイ、台湾路線が大きな影響を受けた。供給座席数は日本は約24.5万席、タイは約23.6万席減少した。



中国国内線も、1月20日週と比較し、約1,040万席の供給が減少しており、中国東方航空の供給座席数は、5週間前と比較して190万席以上、1日あたり27万席以上減少した。



中国国内では、来週にも供給座席数が回復できるとの見通しがあるものの、OAGではさらに削減されると見込んでいる。現時点では、夏スケジュールには大きな変化がないものの、状況が改善しない場合には、2月末から3月頭にも、追加の動きがある可能性があるとした。



OAGでは、「最終的に市場は回復するが、短期的には一部の航空会社への損害を及ぼし、長期的には成長に対し、深刻な影響を与える可能性がある」とした。

情報提供元: Traicy
記事名:「 中国の国際航空市場、世界3位から25位に急落 OAG調査