JR東日本は、常磐線の全線運転再開にあわせ、「話せる指定席券売機」を導入する。
通常の指定席券売機として旅客による操作ができることに加え、受話器や液晶モニター、証明書などを確認するカメラ機能により、オペレーターとの会話を通してきっぷを購入できる。広野、富岡、大野、双葉、浪江の各駅で導入予定で、今後設置駅を拡大するとしている。
また、同社では、指定席券売機では取扱いのできなかった証明書等が必要なきっぷの購入や新年度の通学定期券の購入等が可能となるとしている。なお、従来も一部駅では、係員に申し出ることでこれらのきっぷや定期券を指定席券売機で購入することができていた。
なお、新たに導入される「話せる指定席券売機」と類似のサービスを、2005年導入の「もしもし券売機『Kaeruくん』」で提供していたが、2012年頃までに導入した全駅で撤去しており、オペレーターが対応する、指定席などを発売できる対話式自動券売機としては再導入となる。
JRグループの鉄道情報システムは、「アシストマルス -話せる券売機- 」としてシステムを開発しており、JR西日本が同様のサービス「みどりの券売機プラス」を導入している。