カンタス航空は、2023年前半の超長距離路線の開設を目指す「プロジェクト・サンライズ」で、エアバスA350-1000型機を導入することを明らかにした。
発注時期は未定で、最大12機を導入する見通し。取締役会での最終決定に先立ち、エアバスとともに契約条件を準備する。2023年前半の路線開設に影響を与えることなく、調整の時間を確保するため、エアバスは2020年2月から3月まで、最終的な確認期限を延長する。
すでに調査飛行を、ニューヨーク・ロンドン〜シドニー間で行っており、12月17日には3回目となるフライトを、ニューヨークからシドニーまで行う。これらのフライトで得られたデータは、オーストラリア民間航空安全庁との協議で活用する。カンタス航空が既に提供した疲労リスク管理システムに関する詳細情報に基づき、規制上の障害はないことを、オーストラリア民間航空安全庁はすでに明らかにしている。
機内には、特にエコノミークラスの乗客向けに、ストレッチなどを行う専用スペースを設けるほか、到着地の時間帯に合わせるための機内サービスを再設計することなどに取り組む。