台風15号による設備損傷と倒木・飛来物の影響で総武線・成田線など、JR東日本千葉支社内の運行に大きな影響が出ている。
総武快速線の津田沼~千葉駅間、総武線各駅停車の幕張~千葉駅間、総武本線、外房線、東金線、内房線、久留里線、成田線、鹿島線の全区間で、きょう9日は終日運転を取りやめる。
このうち、外房線では、倒木により架線が切断している。東千葉駅では駅舎の屋根が飛散しているほか、千葉駅周辺では電車に電気を供給する架線に停電が発生している。いずれも作業が難航している。
JR東日本千葉支社が午後6時50分に明らかにした、あす10日の運行計画によると、東千葉駅駅舎の屋根の撤去と各設備の復旧作業を進め、総武快速線、総武線各駅停車、総武本線は始発からの運転再開を目指すが、作業の進捗状況により遅れや運休が発生する場合があるとしている。現在、復旧作業が難航していることから、東京駅などと成田空港を結ぶ、成田エクスプレスなどの運行も不透明だ。
また、内房線は姉ヶ崎~安房鴨川駅間で、外房線は上総一ノ宮~安房鴨川駅間で、久留里線は全線で、あすも終日運転を見合わせる。成田線の我孫子~成田駅間は午前6時頃の運転再開を見込んでいる。