台湾に本社を置く、オプショナルツアー予約サイトを運営するKKday(ケイケイデイ)は、官民ファンドの海外需要開拓支援機構(クールジャパン機構)から1,000万米ドル(約10.6億円)を調達した。
KKdayは、世界約92ヵ国550都市の約25,000件のツアーやアクティビティを販売し、台湾と香港を中心に月間4,500万人が利用する。商品企画力や、訪日旅行客へのマーケティング力やサプライヤー運営に貢献する技術力が高く評価されたとしている。取り扱う92カ国のうち、日本の取扱高はトップで、今後は訪日客がより深く日本の魅力を体験できる多様な商品とサービス提供、高品質なオリジナルコースの造成に注力するという。
クールジャパン機構では、日本の旅行関連業者との提携拡大の支援と、更なる魅力的な商品の造成による訪日客の満足度とリピート率向上を期待して投資することを決めたとしている。
KKdayの陳明明(Ming Chen)最高経営責任者(CEO)は、「エイチ・アイ・エスとLINE Venturesからの出資に続き、クールジャパン機構からの資金調達は、KKdayの成長を促進し、日本市場における発展を拡大させる事につながります。私たちは、クールジャパン機構の協力により、日本ならではの旅行体験をKKdayのプラットフォームを通して世界中の旅行者に届けられる事を大変光栄に思っています」とコメントしている。