大韓航空は、カンタス航空が保有するエアバスA380型機の新塗装への塗替えを、釜山・金海国際空港内にある大韓航空テックセンターで実施した。
2018年7月に両社は業務委託契約を締結していた。塗装は15日間かけて行い、5月24日に完了した。
釜山・金海国際空港の塗装施設は、1998年に建設された。約71万平方メートルの敷地には、旅客機や軍用機の整備、オーバーホールに対応する多くのハンガーを設けている。アジアでエアバスA380型機の塗装に対応する工場は、2箇所のみだという。コンピューター制御の温度管理システムを備えており、これまでに100機以上の他社機の塗り替えを行っている。
カンタス航空では、2020年に創業100周年を迎えるにあたり、使用機材を新塗装へ塗り替える作業を進めている。残る3機の塗り替えは、2020年から開始することを予定している。