九州産交ツーリズムは、「阿蘇山ロープウェー」の架け替えを決定した。



同施設は、2016年4月の熊本地震と10月の阿蘇中岳噴火により甚大な被害を受けており、2018年10月より安全面・景観面を考慮し解体工事を進めていた。今回の架け替えでは安全対策に注力しており、ロープ自体が動く方式の採用や、主要装置の山麓側への移動などにより、火山ガスや強風、火山噴火への耐性をより強固なものにしている。また、駅舎についても安全対策を重視し、直径50センチメートルの噴石が貫通しない程度の強度で建設し、十分な広さの避難待機所を設けるなどしている。



竣工は2020年度を目指しており、完成した際には、山麓の阿蘇山西駅(標高1,150メートル)と山頂の火口西駅(標高1,258メートル)を、旧ロープウェーより1分ほど短い約3.5分で結ぶ予定だ。



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情報提供元: Traicy
記事名:「 新生「阿蘇山ロープウェー」建設決定 2020年度内完成目指す