銚子電鉄(銚子電気鉄道)は、映画「電車を止めるな!」の制作を決定し、クラウドファンディングを開始した。
銚子電鉄は厳しい経営状況の改善を目指し、“超C(銚子)級”映画「電車を止めるな!」の制作を開始した。同社によれば、低予算ながら大ヒットした映画「カメラを止めるな!」に触発され、タイトルは「電車を止めるな!」とした。心霊電車というイベント列車の乗客が意外な体験をしてパニックになる状況を描写し、車内でささやかれる実際の怪談を交えながら、虚実が混じり合う内容を考えているという。「まずい棒」の考案者で、同電鉄の「お化け屋敷電車」をプロデュースする寺井広樹氏に、原作脚本を依頼し、娯楽性の高い作品を目指す。
同社は、「2020年度以降は変電所の改修に多額の費用がかかるほか、2編成の車両検査もあります。地域の足、観光のシンボルとして残すための資金を繋ぎたいと考えております。銚子だけに“超C級”エンターテインメントを提供し、「日本一のエンタメ鉄道」を目指し、多彩なイベントで集客を図ってまいります。」としている。
また、厳しい経営状況が続く中、「電車を止めない」ために作る映画であるとしたうえで、映画製作に向けたクラウドファンディングを実施する。目標額は500万円で、募集終了は6月2日まで。