韓国の国土交通部は、ジンエアーとエアインチョンの航空運送事業免許の取り消しを行わないと発表した。



法律に反して外国人が役員を務めていたことが、航空法に定める航空運送事業免許欠格事由に規定されていることから、免許の取り消しが審議されていた。意見聴取や審議などの結果、長期間営業を行っている航空会社の免許が取り消しとなる場合、労働者の雇用、株主の損失などの航空産業の発展に及ぼすマイナスの影響が大きいことから、取り消しを行わないことを決めた。



免許諮問会議では、ジンエアーに対しては経営正常化のための措置が必要という意見もあり、一定期間の新路線開設、新機材の登録、不定期便運航許可を制限することを決定した。この他、ジンエアーが聴聞の際に提出した経営改善計画が着実に履行され、経営が正常化されるまで制限を行う。韓進グループの系列会社の役員の決裁排除、社外取締役の権限の強化、内部申告制の導入などが求められている。



国土交通部では、航空の安全と消費者保護のための制度改革案を9月中に発表する見通しで、航空産業がより国民の信頼を得ることができるよう積極的に管理していくとしている。

情報提供元: Traicy
記事名:「 ジンエアーとエアインチョン、航空運送事業免許維持 新路線開設や新機材導入に制限