民泊プラットフォーム大手のAirbnb(エアビーアンドビー)は、万里の長城に宿泊できるキャンペーンを中止した。
エアビーアンドビーでは9月に抽選で4組を招待する計画だった。万里の長城が宿泊施設として利用されるのはこれまでで初めてだった。万里の長城の修復保存活動と文化を伝える活動に焦点を当てるとしたものの、国宝であることから中国国内では売名行為であると強い反発の声が上がっていた。
エアビーアンドビーの宿泊施設を利用する中国人旅行者数はのべ1,000にのぼり、過半数は過去1年間に利用した。中国国内の宿泊施設の登録数も、前年比125%増加しており、中国国内での宿泊利用は1年間で330万人を超えている。エアビーアンドビーでは、「中国を目的地とし、人とのつながりを促進する取り組みを行う」との声明を発表している。