セブパシフィック航空は、ATR72-500型機の旅客機2機を貨物機仕様に改造する契約を、スイスを拠点とするIPRコンバージョンズと締結した。



これまでは旅客機の貨物スペースを利用して航空貨物を輸送していた。フィリピンの旅客航空会社として初めて、貨物専用機を運航することになる。



大型貨物ドアを設置し、航空業界で広く利用されている標準コンテナやおパレットを搭載できるようになる。AKE航空コンテナ(Unit Load Device/ULD)7基を積載するスペースが設けられ、7トン以上の貨物の輸送が可能となる。今年第4四半期にも受領を予定しており、子会社のCebGo(セブゴー)が運航する。



これにより、電子商取引事業の急速な拡大による需要増加に対応できるほか、フィリピン90空港のうち約3分の2を占める、ジェット機が離着陸できない1,200メートル未満の滑走路を持つ空港への大量貨物の輸送ができるようになる。セブパシフィック航空はフィリピンの国内航空貨物のマーケットシェアの半数を占めており、さらなるシェア拡大を見込む。



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情報提供元: Traicy
記事名:「 セブパシフィック航空、ATR72-500型機を貨物機に改造 フィリピンで初めて貨物専用機運航