フランスのフォション(FAUCHON)は、初めてとなるホテルを9月1日、パリにオープンする。
名称は「フォション ロテル パリ(FAUCHON L'Hotel Paris)」で、1886年にフォションが誕生した地である、マドレーヌ広場にオープンする。ザ・リーディングホテルズ・オブ・ザ・ワールドに加盟している。
デザインは建築家のリシャール・マルティネ(Richard Martinet)氏とアトリエ・パリュエル・マルモン(Atelier Paluel Marmont)氏が手がけた。客室数はスイート11室を含む54室で、カリタ スパとフィットネスセンターを設けた。
全ての客室からは、エッフェル塔、マドレーヌ広場、オペラ座などの景色を眺めることができる。特注の家具や敷物類、ヘリンボーンフローリング、パリらしい大きく開くフレンチスタイルの両開き窓やバルコニー、エレガントなバスルームも配した。アメニティはカリタ製となる。ミニバーにはフォションのペストリー、フォアグラ、フルーツフレーバーティーやシャンパンなどにカスタマイズできる「グルメバー」を導入した。部屋でのプライベートディナーやプライベートショッピング、セーヌ川のチャータークルーズなども提供する。
ジェローム・モンタンテーム(Jerome Montanteme)総支配人は、「パリ、しかもその中心にフォション初のホテルをオープンできることをとてもうれしく思います。オスマニアン様式の歴史的建物にコンテンポラリースタイルのデザインを取り入れたこのホテルで、最高水準の宿泊、最高水準のフランスガストロノミーをご提供し、ゲストがそれぞれ思い描く通りにパリの滞在体験を満喫していただける場になればと願っています」とコメントしている。