ボーイングは、アメリカ連邦航空局(FAA)から、ボーイング787-10型機の形式設計変更(ATC)の承認を受け、商用運航が認証されたと発表した。
3機の試験機で約900時間に渡って飛行テストを行い、操作やシステム、パフォーマンス全般といった、航行の安全確保に求められる内部要件と認証基準を満たしていることが確認された。
ボーイング787-10型機は、ボーイング787-9型機の胴体を延長した派生機で、95%以上の共通性を保ちつつ、座席数と貨物積載量を増加させた。標準的な2クラス構成の場合、座席数は330席、航続距離は11,910キロとなる。1座席当たりの燃料効率性と二酸化炭素排出量は代替する航空機を比べて25%優れているという。
すでに世界9社から170機以上を受注しており、最初の納入は2018年前半にもシンガポール航空へ行われることを予定している。