国土交通省は、バスやタクシーなどの安全を強化するため、4月1日より適切に梱包されていない刃物類の持ち込みを禁止する。
2018年6月9日に発生した東海道新幹線「のぞみ265号」車内における刃物による殺傷事件を受けたもの。同日には鉄道各社も共通で、「持ち込みができない主な刃物」として、「包丁類、ナイフ類、なた、鎌、はさみ、のこぎりなど」を鉄道運輸規程に明文化する。
なお、他の利用者に危害を及ぼすおそれがないように梱包されたものは持ち込むことができるが、梱包方法は、刃渡り6センチ以上の刃物は直ちに取り出して使用できないような状態にしておく、6センチ以下の刃物は車内では使用せず、袋等に収納しておくことなど、国土交通省が定めた「刃物をバス・タクシーの車内に持ち込む際の梱包方法についてのガイドライン」に従う必要がある。