東京商工リサーチによると、3月27日に東京地方裁判所から破産開始決定を受けたてるみくらぶの債務超過額が、2016年9月期の約75億円から、破産申請直前の3月23日には約126億円に膨らんでいたことがわかった。
東京商工リサーチが独自入手した試算表によれば、現預金は2016年9月期には14億円だったものの、破産申請直前には2億円となった。一方で前受金は70億円から100億円に増加していた。借入金も9億円増加している。
てるみくらぶホールディングスのほか、てるみくらぶの子会社や関連会社は7社で、てるみくらぶホールディングスと自由自在は破産手続きの申立てを予定。それ以外の6社のうち、アイ・トランスポート、TELLMECLUB CEBU、TELLMECLUB KOREAN、TMIの4社は休眠中、至品旅行社(Tellmeclub Taiwan)、TELLMECLUB VIETNAMの2社は破産手続きの申立て予定はないという。
(画像は東京商工リサーチより転載(許可済み))。