ホテルズドットコム(Hotels.com)は、中国人旅行者に対してアンケート調査「Chinese International Travel Monitor(CITM)」を実施し、結果を発表した。



中国人旅行者の92%が来年は旅行により多くの時間をかける、もしくはかけ続ける予定であると回答しており、その3分の1がたとえ景気が悪くなっても来年はより多くの時間をかけるという、中国人の旅行熱が今後も続くだろうと考えられる結果となっている。



14億人の人口を有する中国のパスポート所持率は人口の5%ほどであるにもかかわらず、市場の予想成長規模は莫大となっており、今後も多くの中国人が旅行へ行くことが予測される。さらには、渡航した3分の2の中国人旅行者は旅行を人生から切り離せないものとして捉えており、また収入の4分の1近くを旅行に費やす可能性など、中国人の旅行動向は目が離せない。





まず、中国人旅行者が次の1年間に訪れたい国について聞いたところ、1位にはオーストラリア、2位に日本、3位に香港と日本は世界で2番目に訪れたい国であることが分かった。また、中国人にとって、観光や買い物など旅行先で楽しみたいアクティビティの国別ランキングにおいて日本は、美食、リゾート/ビーチ、文化の3つの項目で首位を獲得しており、 多くの中国人旅行者にとって総合的に日本は訪れるのに最も魅力的な国だと調査結果が明らかにしている。





さらに、中国人旅行者が興味のある国や魅力について聞いたところ、日本は観光、買い物から冒険、一生に一度は訪れるべき場所の全てにチェックが付いた世界でも唯一の国であり、過去日本へ訪れた中国人旅行者の半数以上が、一回以上再び日本を訪れたことから、日本が中国人旅行者にとって人気であることを示している。まだパスポート所持率が5%の中国ではますます所持率が上がり、日本への旅行客が増加すると考えられる。





しかし一方で、日本のホテルが提供するサービスと中国人旅行者が求めるサービスに違いがあることも浮き彫りとなっている。中国人客からよくある要求の71%が無料Wi-Fiである一方でホテルが提供するサービスとしての無料Wi-Fiは56%となっており、多くの人が望む無料Wi-Fiを整備することは中国人旅行者を迎え入れることにとってとても重要な事であることが分かる。



また、中国人旅行者の99%が携帯電話、カメラ、タブレットなどのデジタル機器を旅行中携帯しており、デジタル機器が中国人旅行者にとって身近なものであることが明らかなった。実際に、中国人旅行者の大多数は、オンライン代理店を利用して宿泊予約をする際にもデジタル機器を使用し、さらに62%以上の予約がモバイル端末経由で行われており、モバイル端末経由の旅行予約がますます一般的になることが予測される。



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情報提供元: Traicy
記事名:「 中国人が今後訪れたい国とは? 中国人旅行者の最新トレンド Hotels.com調査