Hotels.comは、 旅行の必需品となりつつあるスマートフォンと宿泊予約および旅行の関係性ついて調査した、「Hotels.com Mobile Travel Tracker」の調査結果を発表した。31か国9,200人の旅行者を対象にしたこの調査によれば、31か国の旅行者は平均で1年間に4回旅行し、13泊していることがまず分かっている。また、10人に1人は年間宿泊日数が31日と、1年のうち1ヶ月はホテルに滞在していることも分かった。
日本では、300人がアンケートに回答。日本人回答者の2015年の1年間の旅行回数は3回で、年間宿泊日数は6泊と、世界平均よりも旅行の回数、宿泊数ともに少ないという結果が露わになっている。
世界では、40%を超える人がモバイルデバイスを使用して定期的にホテルを予約している。一方で日本の場合は、パソコンを使用してホテルを予約する割合が73%と世界とは対称的にパソコンを利用する割合がまだ高くなっているようだ。しかし、若者世代に限って言えば例えば30歳未満では、モバイルデバイスを使用してホテルを予約すると回答した人の割合が49%にのぼっていることもわかっている。30代以上の世代がパソコンを利用してホテルを予約しているといえるだろう。「日本国内での短期滞在」や「ビジネス関連の旅行」の場合には、特にモバイルデバイスを使ったホテルを予約が多くなる結果となった。
Mobile Travel Trackerの調査により明らかになった日本人特有の結果として、日本人女性は宿泊日の平均30日前にホテルを予約する傾向があり、日本人男性よりも平均して10日間早く予約するという結果が出ている。これは、レジャー利用かビジネス利用かといった違いも関連していると考えられる。
29%の日本人男性は夏休みにホテルを予約し、60%の日本人女性は特別な日以外にホテルを予約している。これは、男性は夏休みに家族と旅行へ行きたいという傾向が見られる一方で、女性は特別な日ではなくホテルが空いている日程でホテルを予約する傾向があるのだろう。
また、レジャー目的の旅行において、80%を超える日本人がソーシャルメディアに1~2時間費やすとも回答している。どのソーシャルメディアを利用しているかについても聞いたところ、1位がLINE、2位にFacebook、3位がTwitterとなった。