アパホテルは12月7日、地上50階建てホテル単体として日本最高層となる「アパホテル&リゾート〈東京ベイ幕張〉」をグランドオープンした。
グランドオープンに合わせ、新たに増築、開業した506室を備える11階建ての「EAST WING(イーストウイング)」棟内に、アパホテルでは初となる、ペットと泊まれるドッグラン併設の「コテージツイン」と和食レストラン「幕張七十二」を新設。自動チェックイン機や女性専用大浴殿・露天風呂・サウナや飲食店などを備える。
「CENTRAL TOWER(セントラルタワー)」の1階には、ファーマーズバーガー「GREEN TIME」もオープンした。新たに女性専用の大浴殿として「若紫の湯」も新設され。宿泊者はセントラルタワー「玄要の湯」とウエストウイング「飛翔の湯」と合わせて、40種48個の浴槽と3種6個のサウナを無料で利用できる。
アパグループ代表元谷外志雄氏は、「そもそも幕張を取得したのは、ちょうど11年前の2005年12月25日、当時は外資がどんどん日本の資産を買い漁る中“ホテル単体として日本最高層”のブランドを外資に渡したくないという思いから、当初の入札金額に最終入札で50億円追加して、入札しホテルを取得した。大浴場の新設やシングル客室のツイン化などレジャー需要を取り込むため、様々な改善を行い、売上・稼働を伸長させてきた。好調な売上を背景に開業8年目の2014年4月には、ウエストウイング500室を増築し、1,500室体制となったが、2015年度の年間稼働は93.5%を記録した。イーストウイングがオープンし、2,000室体制となった現在も90%を超える稼働を維持している。日本最高層かつ国内最大級客室数という2つのブランドによって、日本を代表するホテルとして一層国内外の注目を浴びることとなり、今後ますますの需要拡大が期待される。本年は世界戦略元年と位置づけ、9月に北米で39ホテルを展開するCoast Hotelsを取得したが、あくまでも事業の主戦場は東京であり、国内において5つのタワー型ホテルを含む41ホテル12,751室、大東京圏においても27ホテル9,184室の開業を予定している。今後もブランド向上のため積極的に事業展開を行っていきたい。」とホテル開業の経緯と今後の戦略について述べた。
「アパホテル&リゾート〈東京ベイ幕張〉」の3つの棟全体の総客室数は2,007室。ホテル単体として日本最高峰のセントラルタワーは地上50階建て。アクセスは、JR京葉線「海浜幕張」駅より徒歩約5分。