南海「ラピート」がデビュー以来22年目で初めて、泉北高速線を走ります。10月10日に光明池車庫で開催される「せんぼくトレインフェスタ2015」へ合わせて、運転されるものです。

到着後、別車両で「車両自動洗浄機体験」も

 関空へのアクセス特急として活躍する南海50000系「ラピート」が2015年10月10日(土)、泉北高速線を走ることになりました。1994(平成6)年に「ラピート」がデビューして以来、初めてのことです。

 泉北高速鉄道が同日、光明池車庫で実施する「鉄道の日」イベント「せんぼくトレインフェスタ2015」に合わせて運転されるものです。南海線の難波駅を発車した「ラピート」は中百舌鳥駅で生まれて初めて、進路を右側へ変更。未踏の泉北高速線へ足を踏み入れ、イベント会場である泉北高速鉄道の光明池車庫(大阪府和泉市)へ向かいます。

 この列車への乗車には、事前応募が必要です。9月20日(日)11時より9月27日(日)17時まで、専用のウェブサイトから申込みができます。応募者多数の場合は抽選です。

 参加費について、「レギュラーシート」利用の場合は大人2300円、小児1300円で、「スーパーシート」利用の場合は大人2500円、小児1500円です。価格には参加記念品とオリジナルグッズ、消費税が含まれます。

 特別な「ラピート」は難波駅を9時10分に発車し、光明池車庫へ9時47分に到着。乗客はそこで別の車両に乗り換えて、「車両自動洗浄機体験乗車」を楽しむことができます。

 昨年の同イベントでは、南海の特急車両12000系「サザン・プレミアム」が同様に、泉北高速線への初入線を果たしています。

松本零士デザイン「ハッピーベアル号」などとの並びも

 10月10日(土)に光明池車庫で開催される「せんぼくトレインフェスタ2015」は参加無料で、泉北高速鉄道の車両や施設の各種見学・体験コーナーのほか、鉄道グッズや鉄道中古品、地元野菜の販売コーナーも設けられます。

 泉北高速線へ初入線した「ラピート」は、松本零士さんがデザインした泉北高速鉄道の「ハッピーベアル号」などと並べて展示される予定です。

 またイベントPRのため、同社の3000系2編成に9月下旬からヘッドマークが掲出されます。

 泉北高速鉄道では関連イベントとして10月24日(土)、和泉市立石尾中学校の吹奏楽部による「鉄道の日 記念コンサート2015」を和泉中央駅で行うほか、10月1日(木)から11月25日(水)まで、「鉄道の日記念 小学生絵画展」を泉ケ丘駅で実施。合わせて「鉄道の日」を盛り上げることにしています。

情報提供元: 乗りものニュース