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近鉄が南大阪線・吉野線に新たな観光特急を導入します。
近畿日本鉄道は2015年9月10日(木)、沿線に橿原、飛鳥、吉野山といった観光地を持つ南大阪線・吉野線で新たな観光特急を運行すると発表しました。
車両は6200系という一般車両を、およそ2億円かけて改造。コンセプトは「上質な大人旅」で、「落ち着いた上質な内外装」(近鉄)が特徴です。
列車は3両編成。1号車と3号車の座席は、すべて2列+1列のゆったりしたデラックスシートです。2号車はラウンジスペースで、軽食や飲料を販売するバーカウンターが設置されます。
また専属アテンダントが乗車し軽食や飲料の販売、沿線の名所などに関する案内放送といったサービスを行います。また南大阪線・吉野線の沿線には、フルーツの生産地やワイナリーが多く立地。そうした地元の特産品を活用したオリジナルスイーツやワインなども、車内で販売されます。
デビューは2016年秋の予定。基本的に週6日、日中時間帯に大阪阿部野橋~吉野間で2往復が運転されます。停車駅は現在の特急停車駅と同じ。所要時間は約1時間20分です。
座席は全席指定で、席数は70席程度。乗車には運賃のほか、特急料金510円と特別車両料金210円の合計720円が必要です(小児370円)。
近鉄は「この観光特急で、南大阪線・吉野線の魅力に触れる旅にお出かけ頂ければ」としています。