そこで、アイシンとデンソーが50%:50%の対等な関係で合弁会社設立へ向けて動き出したことは、ビッグニュースといえる。
自動運転に関しては、既報通りだ。
電動化の普及には、電動車両の駆動に欠かせない、トランスアクスル、モータージェネレーター、インバーターというキーコンポーネントがひとつのパッケージになった、駆動モジュールの提供が求められている。アイシンとデンソーは、性能、コスト、地域事情に合わせた、さまざまな種類の駆動モジュールを開発・販売するために、両社の強みを結集した駆動モジュールの開発・販売の合弁会社の設立検討に合意した。
合弁会社では、ハイブリッド(HV)、プラグインハイブリッド(PHV)、燃料電池車(FCV)、電気自動車(EV)など幅広い電動化ニーズに対応できる駆動モジュールのラインアップを揃え、顧客である自動車メーカーのエンジンに合わせた適合までを含めて対応、販売できる体制を構築する構想だ。また、EV市場の急拡大が見込まれる中国をはじめ、世界各地域への幅広い普及を目指す。
今後、両社で合弁会社の詳細を検討し、2019年3月の設立を目指す。