今回のTAMXは世界有数のエアバッグ市場である米州の需要拡大に対応するために開設したものだ。TAMXが加わったことで、東レの強みである、全ての拠点から同品質のエアバッグ基布をタイムリーに供給できるグローバル生産体制を一層強固にするとともに、原糸から基布まで一貫して手掛けることによる開発力を活かした事業拡大を加速し、2020年にはエアバッグ基布で世界シェアナンバーワンを目指す。
東レグループは、中期経営課題“プロジェクトAP-G2019”において推進する基本戦略のひとつとして「グローバルな事業の拡大・高度化」を掲げ、成長国・地域での収益機会を取り込むことでグローバルに事業を拡大していくこととしている。自動車エアバッグ基布事業はその重点事業のひとつと位置付け、さらなる事業拡大を目指す。
開所式には、メキシコ連邦政府グアハルド経済大臣(代理出席:マサディエゴ通商局長)、メキシコ ハリスコ州サンドバル州知事、在メキシコ日本国大使館高瀬特命全権大使、伯耆田(ほうきだ)総領事など、約100名の出席があった。