「ミツオカ・ヒミコ ラン」は日本古来の「武の美」をコンセプトとし、専用のボディカラーとして日本の伝統色である漆黒(しっこく[ブラック])と、藍鼠(あいねず[グレー])の2色を用意。それぞれのルーフパネルとボディサイドには、同じく日本の伝統色である朱殷(しゅあん[レッド])を組み合わせている。また、ミツオカが「花吹雪」と名付けた1%未満の金色のフレークを塗布する技巧を用いることで、複雑な立体感を表現した。
塗装工程ではさらに、色と色の境界にできる数ミクロンの塗り分け段差をなくしたり、塗膜全体を研磨して限りなく平滑にすることで、塗料を吹き付ける際に発生する不均一な塗装肌をなくし、漆のような艶と深みを生み出している。そのほか、専用の七宝焼きラジエターグリルバッヂや、甲冑の一部を連想させる18インチアルミホイールなどを装着した。
インテリアには専用アイテムとして、かつて織田信長が愛用した「片身替」をイメージした漆黒(しっこく[ブラック])と朱殷(しゅあん[レッド])の半身ずつからなる「片身替」シートや、金沢の純金箔をちりばめたインパネデコレーションパネルなどを採用している。
トランスミッションは6速ATのみの設定で、価格は6,380,000円。