JR九州は、2009年4月から運転を開始した「SL人吉」が10周年を迎え、観光列車と街づくりについて世代を超えて楽しみながら考える参加型イベント「観光列車サミットin人吉球磨」を肥薩線人吉駅とその周辺において3月22日、23日に開催した。



「SL人吉」運転開始当初から沿線や人吉駅ホームでの出迎え、見送り、季節行事などに感謝するとともにJR九州が一緒になり、この「おもてなし文化」を広く発信しようと企画された。

イベント最大の催しとして3月22日13時8分から22分の間、人吉駅構内に6つの観光列車が大集合した。

1番ホームに「A列車で行こう」、2番線に「いさぶろう・しんぺい」、3番線に「かわせみ やませみ」、庫1番に「SL人吉」、庫2番に「指宿のたまて箱」、くまがわ鉄道人吉温泉駅に「田園シンフォニー」の6つの列車が大集合した。



6つの観光列車大集合の前にはクルーズトレイン「ななつ星in九州」が2番線に停車していた。



12時9分、「SL人吉」到着時はクルーズトレイン「ななつ星in九州」と並んだ。



13時3分、「かわせみ やませみ」が3番線に到着した。



13時8分、「いさぶろう・しんぺい」が2番線に到着した。



2番線の「いさぶろう・しんぺい」が13時8分に到着、13時22分に出発する14分間に6つの列車が大集合した。



1番線に停車中の「A列車で行こう」は団体列車として11時13分に到着し、13時40分に出発した。



石造機関庫、庫1番、庫2番に並ぶ「SL人吉」8620形蒸気機関車58654号機と「指宿のたまて箱」。



14時38分、人吉駅を出発する「SL人吉」。



「SL人吉」は熊本~人吉駅間を運転する列車で客車3両を8620形蒸気機関車58654号機でけん引する。



旧人吉鉄道事業部会場にキハ31形を特別展示、2016年3月31日まで肥薩線を走行していたキハ31形はかつて「いさぶろう・しんぺい」や観光列車「九千坊号」として活躍していた車両は3月16日をもって営業運転を終了した。



旧人吉鉄道事業部会場に鹿児島中央~指宿駅間に運転する「指宿のたまて箱」を展示した。

会場ではミニトレインの運行、グッズ販売、観光物産展など、3月23日にはシンポジウムを開催した。

(取材協力:JR九州)



情報提供元: Ex-Train
記事名:「 【フォトレポート】JR九州、「観光列車サミットin人吉球磨」を開催 人吉駅に観光列車が大集合