東京メトロ(東京地下鉄)は、千代田線北綾瀬駅ホームの10両化工事完成に伴い、3月16日より10両編成列車の北綾瀬~代々木上原方面への直通運転を開始する。

北綾瀬駅ホームの10両化工事完成を記念して3月15日、北綾瀬駅において出発式を開催した。



記念式典は特設会場で山村明義東京地下鉄代表取締役社長の挨拶で開式した。



11時9分、10両編成の臨時列車到着し、山村明義東京地下鉄代表取締役社長、長谷川勝美足立区副区長、岡安たかし足立区議会副議長、高島なおき東京都議会議員、横溝正雄加平町会会長の5名によりテープカットを行った。



11時11分、斉藤博之東京地下鉄北千住駅務管区長が出発の合図を送り10両編成の臨時列車が出発した。



1979年以来、3両編成の列車が綾瀬~北綾瀬駅間で折り返し運転を行い、直接本線からの10両編成が乗り入れられるようにホームの延伸工事は完了した。




工事に合わせて実施しているのが新たな出入口の増設、バリアフリー設備の増設、駅ビルの新築などにより利便性の向上を目指している。



東京メトロ千代田線の車両をはじめ、多くの車両が出入りする「綾瀬車両基地」と綾瀬駅の間にある北綾瀬駅が設けられ、40年となる。



プラットホームの延伸工事と出入口と新設工事が完了した。工事の基本コンセプトは「ホーム」。生まれ変わるプラットホームはもちろん、駅自体がこの街の「つながり」や「やすらぎ」を生むホームのような存在になるためにより便利な駅を目指して工事が進行、駅全体のリニューアルは2020年12月を目指している。



新しくなるプラットホームには隣接するしょうぶ沼公園のしょうぶの葉をモチーフにした柱構造の模屋根を設置。自然光を取り込む解放感あふれる空間となる。



3月16日のダイヤ改正において北綾瀬駅10両ホーム運用開始に伴い、3両編成の区間列車に加え、一部10両編成で運転する。北綾瀬駅を着発する一部の10両編成列車は小田急線と直通運転を行う。

朝ラッシュ時には綾瀬駅始発13本中、5本を北綾瀬始発に変更する。日中時間帯の綾瀬始発6本中、3本を北綾瀬始発に変更する。

平日の17時台から23時台の綾瀬~代々木上原間で10往復増発し、一部の列車は北綾瀬駅まで運転する。

土休日の16時台から21時台に綾瀬~代々木上原間で9往復増発し、一部の列車は北綾瀬駅まで運転する。




情報提供元: Ex-Train
記事名:「 東京メトロ、千代田線北綾瀬駅ホームの10両化工事完成で「北綾瀬駅10両編成出発式」を開催