東武鉄道は、SL「大樹」の営業運転開始を目指し、乗務員の習熟訓練を実施している。6月16日に訓練の模様を報道陣に公開した。


9時2分に下今市駅を出発する訓練列車をけん引するC11207号機を、下今市機関区で7時頃より出庫点検、入換作業等を実施した。



ボイラー準備。





各部の点検。





打音検査。





投炭作業。



石炭搭載。



DE10ディーゼル機関車より出庫。



客車に連結。



蒸気機関車C11207号機が出庫。





出発前点検を実施し、9時2分下今市駅を出発して鬼怒川温泉駅へ向かう。

SL機関士は2016年1月より秩父鉄道に2名、大井川鐡道に2名派遣、「甲種蒸気機関車運転免許」を取得し、現在は東武鬼怒川線において習熟訓練を実施している。

SL機関助士は2016年1月よりJR北海道に2名派遣、2016年7月より真岡鐡道に1名派遣、同年9月にさらに1名派遣し、自社養成も開始しており11月より1名、12月より3名を養成した。

SL「大樹」は8月10日より東武鬼怒川線下今市~鬼怒川温泉駅間を土休日を中心に1日3往復運転する。



情報提供元: Ex-Train