東武鉄道は、埼玉県久喜市南栗橋に設立した総合教育訓練センターを報道陣に公開した。2017年3月には訓練線の完成を予定している。





営業トレーニング室には自動券売機や自動改札機など駅務機器、ウォークインカウンター、運賃標などの掲示機器類を実際の駅と同様に配置した模擬駅を設置し、駅係員を対象とした駅務機器操作教育や利用者対応のロールプレイング教育を行う。







50000系車両、10000系車両の鉄道運転訓練シミュレータ2基を設置し、異常時や荒天など現車教育ではできない事象を再現。運転士と車掌、駅係員、運転指令と連携し、乗務員の事故対応能力の向上を図る連携訓練を行う。



事故から学ぶ展示室では、過去に発生した重大事故を教訓とし、展示パネルやデジタルサイネージ2台を設置。事故の未然防止の重要性を理解し、安全について自ら考えることを動画などを見て促している。

総合教育訓練センターでは、ワンハンドル模擬運転台、台車や連結器、パンタグラフなどを設置した「教材室」、模擬車両を使用し信号の表示や運行方法を学ぶ「信号連動教材室」、駅係員や乗務員などの異常時対応能力の向上、SLの車両性能試験の実施を目的とした「訓練線」は全長1,370メートルを予定している。



情報提供元: Ex-Train