JR西日本は、大阪環状線改造プロジェクトをスタートし、その重点施策の一つである初めての大阪環状線、JRゆめ咲線専用新型車両323系が完成、6月24日にお披露目式典を開催し、車両を報道陣に公開した。







オレンジ色の幕で覆われ、平野賀久JR西日本取締役兼常務執行役員近畿統括本部長、久保田修司JR西日本車両部長、森下逸夫近畿車輌代表取締役社長、岡根修司近畿車輌専務取締役営業本部長、村生弘川崎重工業理事車両カンパニー営業本部長、長谷川知行川崎重工業車両カンパニー営業本部西部営業部長、タレントの斉藤雪乃さんの7名により除幕が行われた。



車両デザインは、大阪環状線の電車として長年親しまれてきたオレンジ色を基調とした先進的な外観。「大阪環状線改造プロジェクト」のロゴマークを先頭部および側面にデザインされている。



案内ディスプレーは各車両に8箇所の16画面、ディスプレーは、日、英、中、韓の4カ国語化。

在来線車両で初設置となる車内防犯カメラが一編成に試行設置された。



一般席ロングシートは10人掛け、車端部が3人掛け、8号車(天満方先頭車)は、混雑緩和のためロングシートを8人掛けとし、出入り口付近を広くした。



各車両に設置している優先座席は、立ち上がりやすいように肘掛けを設置、駅ホームで使用しているベンチの形状を参考にしている。



女性専用車両は、更なる識別化を実施した。



女性専用車両には電球色LEDを採用、車外内とも識別化を実施した。



323系の開発にあたっては、「安全・安心の向上」「機器の信頼性向上(安定輸送)」「情報提供の充実」「人にやさしい快適な車内空間」のコンセプトと定めており、投入時期は、2016年度~2018年度に8両編成21本の168両が導入される。



情報提供元: Ex-Train