東武鉄道は、亀戸線に通勤車両の標準色として昭和30年代の一時期に採用された、インターナショナルオレンジの車体にミディアムイエローの帯を締めたカラーリングのリバイバル車両を3月23日より運転を開始した。


運転開始を記念し、亀戸駅で出発式を開催。幼稚園児5名が制服を着用し、楠元道明亀戸駅長、今度祥一営業部スカイツリーライン営業支社長が出席し、記念撮影を行った。



楠元道明亀戸駅長による出発の合図で、リバイバルカラー車両が出発した。



東武鉄道に電車が登場したのは1924年で、以来、茶系(当時の呼称はブドウ色)を基調色として戦後まで使用した。1958年10月に通勤型車両7860型車両を新造した際、今後の20m車体長の通勤車両の色を決めるため試験的に色の違う塗装がなされた。カラーリングは4種類考案され、社員や鉄道友の会会員による人気投票で、最終的にインターナショナルオレンジの車体にミディアムイエローの帯が20m車体長の通勤車両の標準色として決定した。以降、順次ツートンカラーへ塗り替えられ、標準色カラーリング車両は1964年頃、姿を消したと言われている。

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情報提供元: Ex-Train