箱根登山鉄道は、ライトアップされたあじさい鑑賞を座席指定制の列車車窓から楽しむことができる「夜のあじさい号」を6月18日から7月10日の間、運転すると発表した。

沿線のあじさいは例年6月中旬から見頃を迎え、この時期の登山電車は車窓に触れるほどに咲き誇るあじさいの中を進むため、「箱根あじさい電車」の愛称で親しまれている。あじさいの見頃に合わせて全席予約指定制「夜のあじさい号」を臨時運転し、沿線6箇所においてあじさいのライトアップを実施する。

この電車は特別電車のため、宮ノ下駅(下り強羅行)または塔ノ沢駅(上り箱根湯本行)にて電車から降りて撮影を楽しむ時間を設定し、途中のライトアップポイントでは徐行や停車を繰り返しながらゆっくりと進む。6月18日~23日の6日間は、2014年にデビューした「アレグラ号」で運行する。

また、このライトアップの電力はエナジーグリーンの「グリーン電力」を使用しており、これによりライトアップ照明に使用する電力約2,932kWh分(一般家庭約1世帯が約6ヶ月間使用する電力を賄える量に相当)をグリーン電力で地域の環境保全対策に役立ている。この取り組みは今年で8年目となる。

座席料金は大人310円、小児160円(片道)、座席料金の他に運賃(片道箱根湯本駅~強羅駅 大人400円・小児200円)が別途必要となる。夜のあじさい号は座席指定制。

あじさいライトアップは、6月18日~7月10日の18時30分~22時、場所は、箱根湯本駅先、大平台駅先、温泉幼稚園先、小涌谷駅先、車川、彫刻の森付近の6箇所で、通常の定期列車からも見ることができる。

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情報提供元: Ex-Train