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コンセプトは「アナザーライフスタイルクリエーター」だ。
エクステリアはフリードに比べ、独自のキャラクター性が与えられている。フロントまわりは専用のグリル&バンパーが与えられてグッと押し出し感の強い表情に。そんなフロントビューよりもさらに個性的なのがリアクォーターまわりで、クォーターウインドウはなくボディ同色のパネルがあてがわれている。
これはラゲッジルームの両サイドに様々な収納が設けられているためでもあるのだが、ノーマルのフリードとはガラリと印象を変えるエクステリアのポイントになっている。また、リアコンビランプも専用デザインだ。
ダッシュボードまわりは、専用のブルー照明メーターや加飾パネルなどにより、スパイク独自の演出が図られている。
2列目シート~ラゲッジルームはスパイクならではの仕様が満載だ。まず2列目シートは収納方式がフリードとは異なり、シートバックを前倒しにすると座面も沈み込むダイブダウン式。これによりラゲッジに設置されている反転フロアボードと同じ高さとなり、広大なフラットスペースが出来上がる。
荷室長は最大で2015㎜、幅はホイールハウス間で1010㎜。フラットモード時の荷室高は1070㎜だ。そして反転フロアボードはアルミと樹脂の軽量設計なので片手で簡単に天地反転が可能で、より荷室高を稼ぐスロープモードにすれば最大1185㎜の荷室高となる。
シート、反転フロアボードとも6:4分割なので、左右でモードを変えたり、3名乗車のアレンジも出来る。フラットモードでは大人が寝るスペース、スロープモードではバイクの積載など、ラゲッジ両サイドのユーティリティとも合わせて使い方は無限大といえそうだ。
エンジンは1・5ℓVTECで、FFはCVT、4WDは5速AT。FFはエコカー減税に適合している。
後方視界をサポートする後方視界支援ミラーは、バックモニターがなくても重宝するローテクを活かしたアイデアものだ。
※記事の内容、価格、スペック等は2010年8月のデビュー当時のものです。その後の一部改良等で変更になっている可能性もあります。