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最近ではほとんど目にすることが無くなったフェンダーミラー。
10年位前までなら自動車教習所のクルマなどではまだまだ目にすることも多かったが、最近ではこれさえもフェンダーミラーを採用しているクルマは非常に少なく、街中を走っているクルマではタクシー以外ほとんど目にすることが無くなった。
フェンダーミラーのメリットとしてよく言われるのが、ドアミラーと比べて前方にあるので視線移動が小さくてすむということ。
タクシーにフェンダーミラーが多い訳としても、それが理由であるとよく言われます。
さらに、前方にあるために視線移動する範囲が小さく安全確認がとりやすく、キョロキョロすることが無いので、お客様に安心感を与えるという副作用的な効果もあるよう。
また、その他にもドアミラーに比べると死角が少ない。
運転手が車幅感覚をつかみやすいなどのメリットも。
反対にデメリットとしては車両のデザイン上の問題や運転席から遠いため、小さいものの確認がしにくいというようなことがあげられます。
メリットもあるフェンダーミラーが何故激減したのか?
大きな理由として、まずはデメリットでもあげたデザイン上の問題が大きいと考えられます。
車両の前方に大きなミラーが鎮座することでクルマのデザインが大きく変わります。
ドアミラーはピラーにそうようにコンパクトにクルマのデザインを崩すことなくミラーを装備できるので、ドアミラーが多くなったと考えられます。
また、そもそもフェンダーミラーは一般的にセダンタイプなどボンネットが長いクルマに装着されています。
昔はクルマのボディタイプにもそんなに種類が無かったのですが、ミニバンの普及などでいろいろなボディタイプが誕生し、セダンタイプのクルマが減少。
結果フェンダーミラーの車両も減少したという原因もあげられます。
今となっては一般車では超レアなフェンダーミラー。
見かけたら要チェックですね。
(フジモン)