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VELLFIRE.Z エアログレード ALPHARD.S エアログレード
日本と同じく、いやそれ以上にアルヴェル需要が急激に伸びているというタイ・バンコク。しかもアルヴェルを購入するほとんどのユーザーが、エアロパーツをはじめとする、カスタマイズされた状態のコンプリートカーを望んでいる。そんなタイ・バンコクで、いま精力的に事業展開しているのが、老舗エアロブランドとして、日本でもお馴染みのLXモード。
LXモードがタイで活動をスタートしたのは2006年。現地レクサス店へのパーツ輸出をかわきりに様々な展開を行ってきた。そして2013年、さらなるグローバル化を視野に、LXモードアジアを設立。着々と準備を整え、満を持してタイ・バンコクでのエアロ開発事業をスタートした。その第1弾となるのが、今回お披露目されたアルファード&ヴェルファイアだ。
「日本でも納車待ちが続いているほど人気のアルヴェルですが、それ以上にタイ、アジア各国での需要が高まっています。これまで得たノウハウを考えると、日本で製作して輸出するよりも、タイに拠点を作ったほうがより多くの要望に応えられる」とはLXモードの小島さん。
エアロデザインに関しては、当然日本のデザイナーによって描かれるが、クレーモデルや製品そのものの製作はすべてタイで行われる。完成までの間、デザイナーが現地へ直接足を運びチェックを行うことで、日本と変わらない精度で作り込まれていく。
「日本ではなくタイの生産ということで、クオリティや精度に関する心配をされる方もいらっしゃいますが、タイのクルマ産業はここ数年驚くほど進化しています。はっきりいって日本生産とほとんど変わらないクオリティで仕上げられています」。
そんなLXモードの最新作となるアルヴェルは、純正のスタイリングを損なわないシンプルさと高級感を兼ね備えたもの。現地タイでも、TRDやモデリスタといったディーラー直系エアロパーツが普及しており、派手になりがちなエアロデザインとは一線を画す、スマートなフォルムに仕上げられている。今回撮影したアルヴェルはエアログレードだが、すでに標準グレード用のエアロパーツも間もなく完成。タイ・バンコクではデリバリーをスタートし、日本での発売は今8月末からを予定。しばしお待ちを。
エアロコンセプトはアルヴェルともに共通。
純正ラインを損なわずに、ボトムまわり全体にボリューム感を与えるシンプルな設計。
特にリアハーフは、両サイドをやや大きくカバーしワイドに見せることで、ミニバンにありがちな腰高感を解消。
フロントはヴェル同様、両サイドをカナード風に立ち上げ、さり気なくスポーツ感をプラス。
純正のバンパーラインを立体的に飾る前後のハーフスポイラー。
フロントはボトム先端に厚みを設け、塗り分けによってアイキャッチ効果を高めている。
サイドは前後スポイラーとのバランスを整える直線的ラインで、ボトムまわり全体の安定感を生み出す設計。
後方にはLX-MODEのコーションプレートが装備される。
Specification(アルファード&ヴェルファイア共通)
※( )内は塗装済み価格
完成したエアロパーツは、タイをハブにラオス、マレーシア、シンガポール、カンボジア、ベトナムなどアジア各地域へと輸出。その中でもタイでの人気は群を抜き、今回取材にご協力いただいたテディオートセールでは、毎月10台前後のアルヴェルを常に販売している。
Special Thanks TEDDY AUTO SALE
LXモードの販売ディーラーとなるテディオートセール。
アルヴェルの新車コンプリートは非常に人気が高く、ここ数カ月、アルヴェルの受注が立て続く。
ピットには数十台のアルヴェルが作業待ちの状態に。
(スタイルワゴン18年9月号)