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タクシーと聞くと一般的には街中を走っているセダンタイプのクルマをイメージするがそのなかでもいろいろなものがある。
一昔前は大手のタクシー会社のタクシーといえばガスを燃料としたクルマで多くはクラウンコンフォートなどの専用車が多く、対して個人タクシーなどはクラウンやフーガなどのガソリン車が多いといった感じであった。しかし、最近ではハイブリッド車のプリウスや福祉専用のタクシーなども普及しつつあり、車の形状も様々になってきている。
タイプ的にいろいろあるのはわかったが、それは一般乗用車も同じ。タクシーならではの何かはあるの?
といったときに見ておきたいのがタクシー専用車両。
例えば最近見ることが多くなってきたトヨタのJPN TAXIを見てみると、見やすい色で乗り降りをアシストするアシストグリップや夜間に手帳を確認したいといったビジネスマンのニーズに対応したリア読書灯。スマホなどの充電に便利な充電器。後席の温度をより快適にする、天井サーキュレーター。後席乗員のシートベルト着用を促す、リヤ席シートベルト非着用警告灯など標準、オプションもあわせて様々なタクシーならではの機能が装備されている。
(写真引用 トヨタ自動車ホームページ)
一昔前はセダンタイプがほとんどだったが、最近ではいろいろなものがあり最近タクシーの形状が少しずつ変わってきたと感じるかもしれない。
もちろん、介護や福祉面での利用が普及しつつあるというのも一つある中で、国土交通省が定めるユニバーサルデザインタクシーというものがあります。
ユニバーサルデザインタクシーとは、健康な方はもちろんのこと、足腰の弱い高齢者、車いす使用者、ベビーカー利用の親子連れ、妊娠中の方など、誰もが利用しやすい”みんなにやさしい新しいタクシー車両”であり、街中で呼び止めても良し予約しても良しの誰もが普通に使える一般のタクシーです。(国土交通省HP引用)
ユニバーサルデザインタクシーの特長としてはゆとりある室内空間、安全な乗降口、車椅子の乗降およびスロープと車椅子スペースの確保、広々としたラゲッジスペースなどがあります。
もちろんこれらを考慮したタクシー専用車両が今後開発されていく予定でしょうし、そういった車両の普及が進んでいくと考えられます。こういったことを考えるとこれからはタクシーもどんどん変化していくかもしれません。
(フジモン)