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ALPHARD S
岩手県にあるプロショップ「オートメッセ」のハウスブランド「KAZZ(カズ)サス」も、業界のトレンドとなっている“下げて乗る”を前提とした全長式エアサスだ。
車高調のように低いままでという、誰もが求めるニーズをエアサスで実現した逸品で、調整幅、アルヴェル用に関しては、とくにフロントの落ち幅に絶対の自信を持っているという。
選択肢は2つあり、エアサスに必要なユニットがすべてセットとなる「フルコンバージョンキット」と、すでにエアサスを装着しているオーナーの付け替え用となる「サスコンバージョンキット」がそれ。後期アルヴェルは発売から半年と期間が短いため、さすがにエアサス付け替え組は少ないはずで、大半の後期オーナーは前者が対象となるはずだ。最新機は手持ちスマホでの調整も自由自在と、利便性は高い。もちろん制御は4独電磁弁式。ベースのポテンシャルも揺るぎないゾ。
MAX UP
MAX DOWN
マックスアップでも充分低い!? との意見も聞かれそうなKAZZサスのキット。低いままでの走りを想定したシステムを組んでいるが、より快適に走るためには、サスを取り巻くアーム類の補正は是が非でも行いたい。
デモカーはお馴染みのジェーライン製を併用し、低く、より快適に走れる仕様を追究している。
FRONT
REAR
全長調整式ダンパーと3段エアバッグを標準とするアルヴェル用。デモカーは、低いまま走るための機動性確保のため、アームやスタビを交換と、足まわりを広範囲で補正。
コンプレッサーやタンクなど、エアサスを構築するうえで欠かせない基本システム(サス+エアバッグを除く)のすべてを、それまで付けていた他社製を流用することを前提とした「サスコンバージョン」。2機め、3機めの、エアサス付け替え組用だ。
「フルコンバージョンキット」に付属するコンプレッサーやエアタンク、リモコンといった基本ユニットは、信頼と実績のエアリフト社製を利用する。
マルチに制御できるご覧のリモコンもあるが、実際の車高調整は、専用の無料アプリをダウンロードした手持ちのスマートフォンで行えるとのことだ。
(スタイルワゴン 2018年8月号)