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純正バンパー底に貼り付ける板状エアロ、フラップは、車種を問わず大人気となっている今旬な選択肢。これからエアロカスタムを始めるビギナーはもちろんのこと、長年エアロに親しんできたキャリア層からの支持も厚いなど、刻々と誕生する新作エアロに占めるフラップ率は高まる一方だ。
ことアルヴェルもその傾向は同じ。車両価格が高額なこともあり、ユーザーの大半は、30代後半から40、50代が占めるときくアルヴェルだが、派手なエアロを好む根強いフリークが相当数いる一方で、フラップもそれ同様にニーズは高いことは前期でも証明済み。フラップ系は、変わり過ぎを嫌う、スマートなカスタムを望むユーザーにとって理想であると同時に、このさり気なさならば……、とカスタムの敷居を下げる要因ともなっている。
そんなフラップスポイラーを、いまもっとも話題のキングオブミニバン、アルヴェル後期のエアログレードに用意したのがシルクブレイズ。ブーム以前からその可能性に着目していた同社が、対後期プログラムの1発目として提案してきた。
独自にタイプSと名乗るそれは、バンパーラインに沿って抑揚を効かせ端をハネ上げるなど、そこはかとなく醸し出す躍動感が見所。単色だけでなく、純正バンパーとの境目を明確化し、メリハリを強調させるに絶好な塗り分けも用意と、精悍な見映えがスポーツを印象づける。薄くても貫禄は充分だ。
論より実践。只今、発売記念の特価キャンペーンを実施中のため、これを機会にフラップに挑戦してはどうだろう。想像している以上に引き締まるその顔に、きっとアナタもハマるはず。
フロントアンダーの意匠はヴェルファイアと共通となっており、Sグレードの純正バンパーラインにあわせてリサイズしている。
左右が張り出し、中央が窪むキャラクターは、純正バンパーラインに沿ったもので、一体感もとても自然だ。
デモカーのように天面部を塗り分ければ、エアロの存在は確実に引き立つ。
表情に適度なメリハリが加わる。
後期Zグレードの大きな特徴となっているメッキのガーニッシュ。
他社のハーフエアロでは、この一部にエアロを被せラインを寸断するケースも見られるが、シルクブレイズはラインへの影響は一切なく、Zの純正っぽさをストレートに主張できる。
前方への張り出しやアール角度にこだわることで、フラップに付きまとう淡泊さを払拭している。
横フィンにダクトを加えたコーナーダクトは、前期用共通。30は他車よりもコーナーパネルが大きいため、効果絶大。
前期用バンパー、グレンツェンで設定されたレーシーなリアウイングを、後期にも。底辺部の塗り分けがオススメだ。
120×80㎜のオーバルは、シリーズ内でも人気の高い上品系。既存リアアンダーだけでなく、純正バンパーにも対応。
シルクブレイズ・ヴォルツァ
アルヴェル専用の21インチも用意するヴォルツァは、サイズ感の強いロングスポークと、深度の深いコンケイブフェイスがポイント。
シルクブレイズ・ファヴォーレ ティグレ.
ブランド最上級に位置づけられるティグレ.は、贅の限りを尽くした鍛造3ピース。構成部材を自由に組み合わせできるカスタムモデルだ。
Specification[アルファード&ヴェルファイア共通]
※( )内は単色塗装済み/2色塗り分け塗装済み価格
[アルファード]
[ヴェルファイア]
(スタイルワゴン 2018年7月号)