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より洗練されたアルヴェルの風格を損なうことなく、リアパートの絶妙なアクセントとなるガナドールマフラー。
もはや車検対応は当たり前。それでいてポテンシャルアップを確実に実現させている本格派だ。開発はパワーとトルクが上がらないと終わらない。しかも、どこか1箇所でもノーマルマフラーよりも下回る領域があれば製品化は見送られる。だから完成までには時間を要する。こうして妥協せずに全体で性能を引き上げることを突き詰めた、なんともレベルの高いマフラー作りを実践している。
その条件をクリアさせるために威力を発揮しているのがP.B.S(パワーブーストシステム)の採用だ。サイレンサーには劣化したり吹き飛ぶ可能性のあるグラスウールは使わない。しかも仕切板も用いずに車種別で専用に設計している。サイレンサーの容量をすべて使った内部構造と言える。それにテールエンドの奥にセットされたスパイラルフィンの整流効果を組み合わせることで、理想的なパワーアップが達成する。しかも低速域からトルクが出る味付けなので、丁寧なアクセル操作を徹底すれば、さらに燃料消費を抑えることもできてしまう。
ガナドールマフラーは想像以上に優れものだ。
特殊な流体管理構造のP.B.Sのキモとなるサイレンサー。スパイラルフィンと組み合わせることで、より効果を発揮できる。
車両への装着用ステーはパイプに直つけにはしていない。応力を分散させるためにブラケットを使って対応している。
耐久性の向上や異音防止のために、考えられる部分には補強を入れる。しかもプレートは肉抜きをして軽量化も施す。
2.5L 2WD
走行距離 (km) | 給油量 (L) | 近接騒音 (dB) | トルク (kgf・m) | パワー (ps) | |
---|---|---|---|---|---|
ノーマルマフラー | 150.0 | 13.81 | 83 | 23.0 | 149.9 |
PAE-062シリーズ | 150.0. | 12.21 | 87 | 24.7 | 161.7 |
ノーマル比 | - | - | +4dB | +1.7kgf | +11.8ps |
高回転に向かうほどに勢いをつけて跳ね上がるパワーラインが、心地良いエンジンフィールを表現している。さらに日常で一番力が欲しい3000rpm付近でノーマルとの差を広げたトルク特性が扱いやすさを物語る。
3.5L 2WD
走行距離 (km) | 給油量 (L) | 近接騒音 (dB) | トルク (kgf・m) | パワー (ps) | |
---|---|---|---|---|---|
ノーマルマフラー | 150.2 | 13.55 | 87 | 35.1 | 281.9 |
PAE-064シリーズ | 150.2. | 11.96 | 89 | 37.4 | 298.4 |
ノーマル比 | - | - | +2dB | +2.3kgf | +16.5ps |
マイナーチェンジで3.5リッターは、エンジンは同じながらミッションが6ATから8ATに変更。そのためエンジン形式が変わりJQRを取り直す。もちろん見事なまでにパワーもトルクも全体で引き上げた実力は健在。
ルックスだけでは終わらない、エンジンの潜在能力をフルに引き出すことも追求している本格派だ。アルヴェルの2.5リッター用はノーマルパイプの54φに対して70φにサイズアップ。そこから60φのパイプで左右に分かれて、出口でさらに60φデュアルとなったオーバル4本出しだ。
上質なテールエンドと機能の向上、それらに加えて排気音も静かなだけでなく、不快感なしでキッチリ主張する音質に仕上げている。
サイレンサーと共にP.B.Sの勘所であるスパイラルフィン。車種ごとにフィンの形状や枚数を変えている。材質はパイプと同じステンレス。
気品に満ちたテールエンドは、全体の雰囲気に違和感なく溶け込む。ボディの開口部が大きいのでこもり音が出やすいと思われがちだが、キッチリ対策され心地よいサウンドに仕上げられている。
スポーティなチタンブルー
テールエンドはポリッシュ仕上げの他に、チタンのテールに手焼きで色を付けて、存在感を強調したブルーテールがチョイスできる。
JQRの基準をクリア済み
平成22年4月1日以降の車両の車検対応品の証となるJQRに対応。しかもシリアルナンバーで品質を管理した、3年3万キロ保証だ。