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せっかくローダウンするのだから、どれくらい車高が下がるのかは気になるところ。各メーカーでは、カタログやホームページでダウン量や車高調整幅などを公開しているが、よく問い合わせがある内容のひとつ。
「なるべく調整幅をもたせるようにしています」というのは、ラルグス・篠先生。「うちでは最初にスペックSを開発するのですが、まず〝タイヤとフェンダーのスキマをなくす〟ことを前提にしつつ、なるべく純正の高さまで上げられることも考えて設定しています」。その理由は、北海道や東北・北陸など降雪地域の場合、雪が積もったときに車高が上げられないと、クルマを壊す恐れがあるから。そのため、最大ダウン量は、ショックのストロークも踏まえて、60㎜〜70㎜ダウンあたりを基本に、まわりの状況も確認しつつ設定することが多いという。
一方、スペックDの場合は目的がはっきりしていて「当たるか当たらないかギリギリまで攻めます。上げ幅は、とりあえず走れるところまで。完全にショーカー向けですね」。
ホームページやカタログなどで公開されている最大ダウン量、調整幅をチェックして、使用するシチュエーションに合ったキットを見つけよう。
##キットによってローダウン量が違ってくるぞ
最大UP ダウン量 フロント -10㎜ リア -52㎜
最大DOWN ダウン量 フロント -120㎜ リア -100㎜
最大UP ダウン量 フロント -+1㎜ リア -17㎜
最大DOWN ダウン量 フロント -95㎜ リア -67㎜
ラルグスがラインアップしている「スペックS」と「スペックD」の最大車高/ 最低車高を比較。実用性を重視しているスペックS、限界ローダウンを目指したスペックDというキットの性質によって設定されるローダウン量も変わってくる。ただし、装着しているホイールのサイズや車体の個体差でも変わるので、あくまで参考として見よう。
ラルグスのホームページやカタログでは、各適合車種ごとに最大車高から最低車高までの調整幅が記載されている。さらに、ホームページには実際に装着した状態で最大車高/ 最低車高の写真も掲載されていて、ローダウン時のイメージを確認できるのだ。