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知っているようで実はきちんと理解していなかったようなドレスアップにまつわる話を深堀りして紹介する。
知っ得コーナー。
今回はマフラーのお話 前編
パワーアップやトルクアップだけでなく、サウンドチューニングや出口形状の見た目のドレスアップとしても人気のマフラーチューニング。
そんなマフラーに関する決まりなどをみていこう。
マフラーを交換するときに、見た目の変化とともにサウンドの変化というのも選択肢のポイント。
この音の変化はOKだが音量が大きくなると車検がNGになる危険性があるので注意が必要だ。
マフラーの音量は保安基準で近接排気騒音、加速走行騒音、定常う走行騒音の3つで規制されていて、車検では近接排気騒音がチェックされる。
この規制も年々厳しくなっている傾向で現在では一般的な自家用車の場合、リアエンジン車は100db(デシベル)以下、リアエンジン以外の車(フロントエンジン)は96db以下となっている。
音量の規制が厳しくなる中、現在の規制の数値だと純正マフラーでも劣化が進んだ場合や部分的に穴が開いている場合などでも、NGになってしまう可能性がある。
また、平成22年4月1日以降に製造された車両では「騒音低減機構を容易に除去することができる構造の禁止」という規定が追加され、簡易的に脱着可能なサイレンサー(いわゆる脱着式のインナーサイレンサーなど)は車検NGとなる可能性があるので注意が必要だ。
社外品のマフラーで良く見られるJASMAの刻印。
これは一体何なのか? JASMAはジャスマと読み、日本自動車スポーツマフラー協会のことで、国内のマフラー製造メーカーが保安基準を遵守し、規則に則ったスポーツマフラーの普及を目指して設立した団体。
JASMA認定マフラーは保安基準より厳しいJASMA基準を通過したもので、自動車検査法人などにもデータは送付されているため、車検時にスムーズに対応してもらえるいわゆる車検対応のマフラーだ。
ただし、JASMA刻印がある場合でも、経年劣化や補修が必要な破損があるなどの場合はこの限りではない。