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オートライトというと夕方暗くなったら点灯する仕組み。
なのでイメージとしては街灯などで使用されているセンサーが付いていて、暗くなったらオン! という感じかな? と思っている方も多いかもしれない。
しかし、街灯のセンサーと違ってクルマの場合は移動がともないます。
しかし、これだと夜間であっても街中の繁華街では消灯してしまったりという可能性も。
移動がともなうう分、今いる場所の明るさを判断してライトを制御することが、クルマのオートライトには必要になってくる。
移動が伴うため周囲の明るさが変わる、その分かりやすい例がトンネル。
日中でもトンネル内は暗く、もちろんトンネル内に入ればオートライトはオンになる。
しかし、こんな経験はないだろうか?
トンネルに入っても一瞬遅れるような感じでオートライトが点灯し、逆にトンネルを出てからも少ししてからライトが消える。
この現象はセンサーが周囲の明るさを感知し、トンネルを出た認識をするのに反応する時間を表しています。
これはどういうことかというと、例えば短い高架下などをくぐる際にその都度オートライトは反応しない、しかし一定の長さ以上のトンネルではオートライトは点灯するようになっている。
これは一定時間暗くなっていることをセンサーが感知したときに動作する設定になっているから。
また、逆に暗いところから、一瞬明るくなるだけでは、夜間でも街灯の下を通る際などで、いちいちオフオンを繰りかえしてしまう。
これをさけるために、暗いところから明るいところに出た場合にも、同様の判断がされている。
このため、トンネルからでてもすぐにはライトが消えないという動作になる。
オートライトの点灯タイミングはメーカーによって少し違いがある。設定変更をしない場合、ざっくりといえばトヨタ系とホンダはやや遅く、日産・輸入車系はやや早め(フジモン調べ)という傾向であった。
しかし、この点灯タイミングは変更できるケースが多い。
もちろん車種によって変更することが出来ないものもあるが、販売店に相談すれば変更可能であれば対応してくれる。
また、最近のスカイアクティブ搭載のマツダ車やETACS搭載の三菱車であれば自分の手で変更することも可能だ。
自分の車のオートライトの点灯タイミングを一度見直してみるのもいいかもしれない。