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待望のPHEVを追加設定!
スポーティなクーペ風のシルエットが特徴の三菱・エクリプスクロスがマイナーチェンジを行い、待望のPHEV(プラグインハイブリッド車)を追加した。
今回の変更では、近年の三菱のデザイン手法であるダイナミックシールドを進化させ、フロントマスクを大胆に変更するなど前後のデザインを一新した。
フロントではヘッドライトを両端に縦に配置し、上部にスリムなポジションランプを設定することでシャープな印象を強めている。
リアゲートもマイナーチェンジ前の二枚ガラスからスマートな一枚ガラスに変更され、同時にリアオーバーハングを伸ばして荷室の積載性を向上させている。
PHEVはフル充電しておけば、40㎞程度はモーターだけで走行することが可能だ。
バッテリーが減った時には2.4Lエンジンで発電した電力によりモーターを回して走るハイブリッド車となる。
PHEVのシステムはアウトランダーと共通だが、制御面ではエクリプスクロス専用に最適化されており、アウトランダーよりも力強く、軽快な加速を披露してくれる。
モーター駆動のため、走り出しから加速が鋭く、追い越し加速のレスポンスも抜群に良い。
4WDの制御も、エクリプスクロス専用のチューニングを採用している。
前後輪の2モーターにより、駆動力を巧みに制御して気持ち良くクルマを曲げてくれる。
ランエボさながらのターマックモードを選べば、SUVということを感じさせないスポーティなフットワークを体感できる。
PHEVは乗り心地にも重厚感があり、静粛性も高いから乗り味も上質だ。
1.5Lターボ車との価格差はグレードにもよるが50万円以上もあり、その差は大きいが、それでも選ぶ価値は十分にあるだろう。
エンジン
アウトランダーPHEV 譲りのプラグインハイブリッドシステムは、2.4L のMIVECエンジンと前後1基ずつの高出力モーターを組み合わせる。
インパネ
インパネまわりはマイナーチェンジ前と大きくは変わらないが、スマートフォン連携ナビゲーションのディスプレイは8インチに拡大された。
シート
本革シートはオプションで、写真のライトグレーとブラックが選べる。標準装備はスエード調素材と合成皮革のコンビとなる。
ラゲッジ
PHEVはガソリン車よりラゲッジスペースは少し狭いが、後席乗車時でも9インチのゴルフバッグを3個積むことができる。
ヘッドライト
ダイナミックシールドは進化し、各種ランプ類はマイナーチェンジ前からレイアウトを変更。いっそう精悍でスポーティな表情になった。
テールランプ
リアウインドウは、ダブルガラスからシングルガラスに変更し、すっきりした後方視界を確保できるようになった。リアコンビランプのデザインも変更された。
【SPECIFICATION】
グレード名 PHEV P
全長×全幅×全高(㎜) 4545×1805×1685
室内長×室内幅×室内高(㎜) 1890×1490×1190
WLTCモード燃費消費量(㎞/L) 16.4(ハイブリッド燃料消費率)
エンジン排気量・種類 2359cc・直4DOHC+モーター×2
最高出力[kW(㎰)/rpm] 94(128)/4500
最大トルク[Nm(㎏f・m)/rpm] 199(20.3)/4500
モーター最高出力[kW(㎰)] 前:60(82)/ 後:70(95)
最大トルク[Nm(㎏f・m)] 前:137(14.0)/ 後:195(19.9)
乗車定員(名) 5
タイヤサイズ 225/55R18
価格(税込) 447万7000円(4WD)
※全グレードでの価格は253万1000円(ガソリン・M/2WD)〜447万7000円(PHEV・P/4WD)
問:三菱自動車お客様相談センター 0120-324-860
https://www.mitsubishi-motors.co.jp
スタイルワゴン2021年6月号 No.306より
[スタイルワゴン・ドレスアップナビ編集部]