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というワケで、今回はローダウンスプリングにノーマルライクな乗り心地良さを誇るサステックNF210、車高調にリニアなハンドリングを誇るサステックプロZT40を選び、それぞれのフィーリングチェックをおこなってみた。
まずはNF210だが、マッチング車両の実測値でフロント25㎜・リア48㎜ダウンした車高は、ヴォクシー・ハイブリッド特有のリア上がりがしっかり対策されている。
また、ノーマルでの19インチ履きではサイドウォールの厚みよりもフェンダークリアランスが大きくてアンバランスだったが、NF210装着後はそうした問題も改善されてスタイリッシュだ。
気になる乗り心地はローダウン前と一切変わらず、この味付けなら家族からも苦情は一切ないと断言できる。ただし、このノーマル然とした味付けは乗り心地だけでなくハンドリングにも及んでしまう。つまり、引き締まったスタイルから「キビキビとした走りも楽しめるのでは」と期待が高まるが、ステアリング操作に対して純正とフィールは変わらない。
その一方でZT40の乗り味は、とにかく走りが痛快! 狙った走行ラインが意のままにトレースできるハンドリングは楽しく、走行ペースが自然と上がっていく。
連続したギャップを勢いよく駆け抜ければ硬さを少し感じるが、減衰力をソフト方向へ調整すれば対処できるはず。フラットライドと呼べる安定した挙動が手に入るので、総合的に家族からも快適と評価されるだろう。
もちろん、スタイリングは文句なしの仕上がりを誇っていて、推奨値に調整されたフロント37㎜・リア63㎜ダウンで足もととの一体感大きく高まる精悍さだ。
いずれのアイテムも開発時にはフル乗車チェックで鍛え上げられているので、乗り心の地良さを担保してスタイリングが整えられている。走りにこだわるならダンパーも最適化されて走りの質高まる車高調、スタイリングだけ手軽にと考えるならローダウンスプリングといったチョイスで選んでいくといい。
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