住所不定 職業プロカメラマン
自作のライトキャンパーで旅する表現者 現在新潟周辺に滞在中……

三菱・タウンボックス
加藤修平さん



初めて会ったときは、大阪在住のプロカメラマン。今は住所不定のプロカメラマン。

その昔は自衛隊のレンジャーだったという異色の経歴を持ち、一風変わった、かつ真っ直ぐな好青年という印象だった。

突然?なのか、昨年9月に自宅を引き払い、軽1BOXに住み始めた。仲間に助けられながら車内はどんどんと車中泊仕様というか住居仕様に。そして意を決して、12月からは日本放浪の旅へと出た。

彼曰く、アドレスホッパー。まずは放浪旅のお決まりのように北を目指す。厳冬期の北海道はかなり厳しい日々もあったようで、生存確認のSNSには真っ白な背景の写真が増えていた。

天井のボードを潔く外したため、激しい結露で車内に氷柱らしき物が垂れ下がっている日もあった。ホワイトアウトにも遭遇した。そんな旅先で、出会いを紡ぎ出しては撮影をする。

人とのふれ合いや優しさを今一度噛みしめる旅。普通はなかなか踏み出せないライフスタイルには、羨ましさしかない。

日々車中泊をする車内は煩雑に思えるが、彼にとってはベストポジション、ベストレイアウト。撮影データの補正作業や調理、食事、もちろん就寝も。職・食・住の全てをこのライトキャンパーでこなす。

もはやライトじゃないとも思うが、装備的にはライトなのだ。こんな車中泊もありだな。

ホームセンターで材料を買ってきての改築作業。放浪旅中も車内の快適さ、利便性を上げるためにブラッシュアップのリフォームを進める。車中泊をしながら、現在進行形の車中泊車DIYってなんだか楽しそう。

日数が経てば荷物が増えるのは家もクルマも同じ。全ての荷物を積み込んだ車内はなかなかのシビれる環境。

職・食・住すべてはライトキャンパーで


仕事も食事も就寝も全て車内で完結する。パソコンや電化製品は、ソーラー充電も可能なインバーターを使用して動かす。ガスコンロは換気が必要なので、冬の時期はなかなか辛そうだが、飯はなんとも美味そうだ。

「旅の目的は、『自分らしく納得の行く人生』を送るきっかけを作る人間になる。そのために今は放浪をして経験を集めてます」という加藤さん。普通では得られないこの経験は、必ずや後来の糧になるはず。

Instagram
@shuhei_plankton

[Text by スタイルワゴン・ドレスアップナビ]

情報提供元: ドレナビ
記事名:「 【移動はもちろん、自宅も仕事場も遊びもクルマ】住所不定 職業プロカメラマン【ライトキャンパースタイル】