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「ティーセレクション」からお届け!!

話題のLM移植をじっくりチェック!



数多くのカスタムカーを手がけている名門「ティーセレクション」では、海外から独自ルートでレクサスLMの純正部品を取り寄せて、それを30アルファード&ヴェルファイアに移植するカスタムをスタート。

レクサスLMの基本ボディはアルファードのため、各パーツはほとんどボルトオン装着が可能。一部ヘッドライト、テールレンズなどの配線加工やCPU制御の加工が必要となるが、そちらも対応済みの状態の部品を用意している。

元々レクサスの純正部品は、日本で作られて海外へ輸出されているため、日本で入手可能では? という疑問もあるが、LMが日本で未発売のため、日本のレクサスディーラーで部品供給ができない。

そこが問題で、さらに関税や送料の関係で部品代が高くなる要因。部品代が高いのはなんともしようがないが、まずLM純正部品を入手できる、という部分をクリアしているのが凄いところなのだ。

■■主に交換する部分はココ■■

移植するLM純正部品はヘッドライトやテールレンズ、バンパーといった大きなものから、取り付けのためのアタッチメントや小さなモールなどかなりの部品数となっている。一部はアルヴェルの純正部品を流用したりする。もともとレクサス純正部品ということもあり金額はかなり高い。さらに関税や輸送料があり、さらには取り付け工賃、そして一部塗装代などがかかる。移植の予算感は300万円~が目安。決して安くはないが、LMルックにはそれだけの魅力があり!!

フロントバンパー

細かいパーツも変更


ヘッドライトやバンパーのサイズが若干変わるため、それに付随するアタッチメント部やパネルなどもLM純正に変更。

メッキパーツも純正に


LM純正メッキパーツも当然パッケージに入っているので合わせて装着する。

■■レクサス純正部品を使うという安心感■■


大きなパーツから小さな部品まですべては正真正銘レクサス純正部品を使用する。純正品なだけにやはり品質が良いというのはうれしいし、それがこの移植技のステイタスのひとつ。

■■パーツ代+工賃で300万円~が目安■■


ベース車両が同じということで各部品はボルトオンで交換可能。アルヴェル純正のミリ波レーダーやセンサー類もそのまま使える。気になる予算はパーツ代と工賃合わせて300万円くらいが目安。ヴェルファイアに移植する場合は、フェンダーをアルファード純正に交換したり、また純正2眼ヘッドライト車の場合は、LM純正ヘッドライト側の加工が必要など、ベース車両によって+αの料金がかかる。
ミリ波レーダーユニットも純正を移植して対応

30アルヴェル純正フロントエンブレム裏にあるミリ波センサーのユニットを取り外してレクサスエンブレム裏に接続。

■■ヘッドライト&テールレンズが断然カッコイイ!!■■


レクサスのアイデンティティであるスピンドルグリルはもちろんだが、車格がワンランクアップしたような3眼ヘッドライト、そして真一文字のテールレンズは、LM移植の効果を存分に感じられる部分。最大の魅力といっても過言ではない!

左が30系アルファード純正、右がレクサスLM純正

シーケンシャルウインカーも完備


レクサスLMは前後ウインカーが流れる仕様になっている。もちろん移植してもその機能は損なわれない。

コーナリングライト対応

ステアリングを切ったときに点灯するコーナリングライト。ベースとなるアルヴェルに純正装備していなくてもオプションで追加することも可能だ。

こちらがヘッドライトやテールレンズの点灯を制御するCPUユニット。ベース車両によってはこのプログラムを書き換えたり、専用配線カプラーを使ったりして対応。この解析作業が一番大変だったとのこと。

■■中国や台湾のLMを逆輸入で買うと……2000万円超えも!!■■


中国や台湾、東南アジアで販売しているレクサスLM。こちらを逆輸入して日本で乗るということもできないことはない。ただし、現地での車両価格は1000万円を超える高級車。中国の4人乗りは2300万円オーバーとこれを日本で乗ろうと思うと、やはり2500万円近く、さらにはそれを超える金額になってしまう。ということで、300万円という決して安くない価格だが、アルヴェルのLM仕様というのが現実的で話題になってくるハズ。しかも各部品にレクサス純正を使っているというのがポイント。より現地車両に近いカタチで、リアルなLM仕様を実現できるのだ。

■■30アルファード前期や30ヴェルファイアにも移植可能■■


一番素直に移植ができる車両は、30アルファード後期の3眼ヘッドライト車。ただし前期でも移植できるし、ヴェルファイアでもフェンダーをアルファード純正に交換すれば製作可能。ヘッドライト部分の対応が少し難しいところで、2眼ヘッドライト車は年式やグレードにより対応が変わってくる。中古ベースにやってみようと思っている人は、ベース車選びが結構重要ということも覚えておこう。

ティーセレクション
間野目 隆行 代表

「純正部品とはいえ、各パーツはしっかり検品をしています。なによりLMルックはかなりカッコイイのでぜひ一度相談してもらえればと思います。ティーセレクションではこのデモカーのように新車はもちろん、中古車ベースのコンプリートカー販売、そして部品だけの販売もしています」。

T-SELECTION
ティーセレクション


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スタイルワゴン2021年3月号より

[スタイルワゴン・ドレスアップナビ]

情報提供元: ドレナビ
記事名:「 コレが知りたかった!! 話題のアルファード→レクサスLM移植【どこを交換して、いくらくらいかかる?前期もいける?】外観 カスタム