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今現在もSJ30とJB64を所持している。
リフト量に対して適正なタイヤサイズが存在します。
しかし、ある一定以上のタイヤサイズを装着しようとする場合、独自のノウハウが必要となる。
前後バンパーを社外に変更する際、必ずと言って良いほど薄型化しているのは、タイヤの干渉を回避するためだ。
それでも当たる場合は、自己責任において、歴代ジムニスト伝統のハンマリングと言う作業が必要となる。
単刀直入に言うと切った貼った叩いたと言う作業だ。
この作業に入る前に、使用用途をしっかりと見極め、購入するタイヤサイズの情報を集めることをお勧めする。
それを押して大きなタイヤを装着したい場合は、ハンマリングを覚悟しよう。
正直、乗り潰すぐらいの覚悟がなければ、筆者的には全くお勧めしない作業だ。
車高を上げると乗り心地が悪くなるのか? と言う問いに対しては、即答できない。
これは装着するサスキットによるからだ。
確かに一部のサスキットはフラつきがひどく、バタつく、切れ込むなど、純正の方がマシと言うパッケージングも存在する。
しかし、本誌で紹介しているショップのサスキットは違う。
ノーマルと比較すると格段に乗り心地が良く、安定感もある。
ただし、どんなに快適な乗り味のサスキットでも、気をつけなければいけないシチュエーションが存在する。
それは、横風だ。
しなやかであればあるほど、横風には弱くなる。
特に、高速道路の横風は気を付けよう。
速度アベレージが高いので、振られた瞬間に対応できなければ車線を跨いでしまう。
出来の良いサスキットでもこのシチュエーションは要注意だ。
ノーマル状態であれば、ワンサイズアップ程度をお勧めする。
リフトアップ時には目的に応じたサイズが存在するが、JB64で16インチであれば、185/85R16、195R16、225/75R16が大径(外径)と呼ばれる通常時の最大サイズと思って欲しい。
これ以上のサイズを装着する場合、様々なノウハウと加工作業が必要となる。
アーム長、バンプストッパーの調整、舵角の調整、フェンダーアーチ内の加工を行うことで、チューニングデータ的には、245/75R16、215/85R16、7.00R16、7.50R16、235/8516などの装着事例が存在する。
オフロードをハードに走るユーザーにとっては上記のタイヤサイズはかなり魅力的なサイズ。
しかし、それらを装着するためには、バンパー加工が必要などリスクが存在することを忘れないように。
ルックス的にはMTが最も四駆らしくかっこいい。
しかし、きちんと用途を考えてタイヤは選ぼう。
タイヤのジャンルにはラジアル、AT、RT、MTと行ったカテゴリーがある。
さらに、冬限定のスタッドレス。
ラジアルと呼ばれるのは、ほぼオンロードタイヤ。
乗用車が履くようなタイヤだ。
しかし、ジムニーの適正サイズが少なく、純正より小さくなる場合がある。
ATは、オンロードとオフロードの中間より若干オフよりのタイヤという認識。
パターンが若干おとなしい。
RTと言うのは、オンロードとオフロードの中間より若干オンよりのイメージ。
MTは、その名の通りオフロードタイヤだ。
オン志向のタイヤに対して、オフ志向のタイヤは、オンロードで雨天時に若干滑りやすく、ブレーキロックしやすい。
ルックス的には断然MTだが、それなりのリスクを理解して装着しよう。
基本的にはあまり良くない。
しかし、自動ブレーキ車には初期設定を変更する機能が存在する。
エーミングと呼ばれる作業で、リフトアップ時に制御コンピューターへ接続し、カメラのアイポイントから、規定距離において正常動作できるように調整し直す作業を行えば問題ない。
DIYで作業を行なった場合でも、できればプロショップに依頼して、エーミング作業は行うことをお勧めする。
事例としては、エーミングを行なっていない車両が狭い道を走行中、急にブレーキがかかったなどと言う話を聞いたことがある。
スズキのブレーキアシストはかなり強力で、とんでもない力でブレーキがかかる。
(自身で実体験済み)エーミング作業は必ず行うようにしよう。
ハイパーレブ Vol.244 スズキ ・ ジムニー &ジムニーシエラ No.7
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