今どきの軽なら車中泊もできる
“軽キャン”流行ってマス 第一夜

SUZUKI/HUSTLER
スズキ/ハスラー



キャンプがブームなのはご存じの通り。確かに人との接触なく、“密”にならずに余暇を満喫できるというのは、今の時代に合っているのかも知れません。でも軽自動車で行くのは荷物も積めないし、ちょっと難しいんじゃない? と思っている方。

いまの軽自動車は車内が広く、積載容量も十分余裕。しかも最近では、アウトドア遊びにぴったりなパーツが純正アクセサリーにも揃っているので、クルマ購入に合わせてグッズも揃っちゃうんです。

ということで、机上ではなく、実際に軽自動車でキャンプができるのか。スズキ・ハスラーを借り出して車中泊キャンプに行ってきました!

今回は、キャンプギアブランドの名門「ogawa」とスズキのコラボによる純正アクセサリー、カータープを持って出発。荷物の想定は1人で行くソロキャンプ。最近ではソロキャンを仲間同士で楽しむのが流行ってますよね。まさにソレです。

まず準備。荷物を積み込んでみて分かったのは、本当にラゲッジが広いんだなと。ハスラーは後席をスライドさせることでラゲッジスペースを増減できます。驚くことに、ソロキャン用の道具一式がラゲッジだけに収まったのです。後席スライド位置は1番前ですが、それでも十分に座れるほど広い。

目的地のキャンプ場は、神奈川県のウェルキャンプ西丹沢。横浜を出発し、道中は街中、高速道路、そしてキャンプ場手前は結構な山道。それでもハスラーのハイブリッドは力不足を感じることなく、快適に走ってくれました。うねりを上げて走るひと昔前の軽自動車とは大違いですね。

到着後、まずは設営です。今回は車中泊ということで、テントを立てる必要はなく、車外はカータープ周辺にテーブルや椅子、焚き火台などをセットするのみ。カータープも組立は簡単で、初めて触ったものの、約10分で組み立てられました。キャンプは準備や片付けが大変ですが、これなら気が楽です。

ひとしきり食事やお酒を楽しんだ後は、車中泊。ハスラーは3パターンのフルフラットアレンジができますが、最も長さが取れるパターンで、フラットスペースの長さはなんと約210cm。大人でも十分に足を伸ばして寝られました。シートの凸凹は快眠の邪魔ですが、今回はシートをフラットにした上にキャンプマットを広げ、その上に寝袋を敷いたので、朝まで快適に寝ることができました。

結論としては、快適かつ満足の車中泊キャンプができました。ほんとにスゴイですね、今の軽自動車。荷物は効率良く収納でき、道中の走りに不満はなく、さらには快適に寝られる。

今回は一人旅前提でしたが、大人2人でも問題なく楽しめると思います。これから軽自動車の購入を考えているアナタ、ぜひ、軽キャンを楽しむつもりでクルマ選びをしてみませんか?

●ハスラーのフラットアレンジは3つ●

●フラット長:約210センチ 最も長さが取れるアレンジ。210cmと大柄な人でも問題なし。前席座面と背面の段差が大きいのでクッションやマットが欲しい。

約210cmのフラットスペースを確保でき、大人が足を真っ直ぐ伸ばしても問題ないほど広い。テントを立てる苦労を考えると、寝るだけならば車中泊で十分に快適。
フラットとはいえ、シートの凹凸はあるので、写真のようなキャンプマットがあると、より快適。クッションなども応用できる。
荷物の想定は車中泊ソロキャンプ。カータープ、寝袋、枕、ソフトクーラーボックス、ツーバーナー、ヒーター、ランタン、椅子、テーブル、ポータブル電源、焚き火台、食器類。これらすべてがラゲッジのみに収まりました。スゴイ!
寒い季節の車中泊にはポータブル電源+電気毛布があるとなお快適。最近では容量の大きい電源も多く、朝までぬくぬくできる。


●撮影協力:
ウェルキャンプ西丹沢

東名高速 大井松田インターから約20〜30分。静かで美しい山間にあるキャンプ場。約30万坪の広大な敷地にはキャンプサイトはもちろん、露天風呂や焼きたてパンの直売所、釣り堀もあり、ソロはもちろん、友達同士や家族でも楽しめる。

住所:神奈川県足柄上郡山北町中川868
電話:0465-20-3191
URL:https://well-camp.com

撮影協力:TEAM CICADA、Kazoo

[スタイルワゴン・ドレスアップナビ編集部_霜田奈緒]

情報提供元: ドレナビ
記事名:「 【3夜連載】スズキ・ハスラーって広くない!? 約210ミリのフラット長で大人も余裕の車中泊キャンプ!