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リフトアップってパーツ自体の価格が高価で、取り付けや車検も手間がかかるなど、初心者にはちょっと敷居が高く感じるカスタマイズと思う人もいるだろう。
しかしそれは過去の話で、今はスプリングの交換だけで車高がアップする、お手軽なリフトアップアイテムが多く出回っている。
もともとKカーのドレスアップパーツを得意とするKLCは、街乗りメインのちょいアゲユーザーをターゲットに、リフトアップサスペンション「轟」を開発。
構造変更の申請が不要なアップ量に留めているため、車検を気にせずリフトアップできるのが大きな強み。
またブレーキホースの延長なども不要で、バネ交換だけで完結する手軽さも人気の秘訣。
もちろん補正パーツも用意しているので、これらを併用すればより安心して走行できる。
ショックは純正のまま、前後のバネだけを専用品に交換するのがチョイ上げの基本。
要はダウンサスの逆バージョンみたいなもので、これだけで約3センチ車高が上がる。
ちなみにKLCのリフトアップサス“轟”だと20〜35ミリアップ(車種ごとに異なる)となり、構造変更の必要はないし、純正ショックが伸びきることもない。
「乗り味はカチッとした感じ。ロールも抑えられるので純正より乗り心地がいいくらいですよ」。
リフトアップサス“轟”
●価格:3万5000円
車種 | 型式 | リフトアップ量 |
エブリィ | DA62 | (F)+35㎜・(R)+35㎜ |
エブリィ | DA64 | (F)+35㎜・(R)+35㎜ |
エブリィ | DA17 | (F)+30㎜・(R)+30㎜ |
車高が上がるとフロントのキャンバー角はポジティブ方向に変化する。
そのままではマトモに走れないので、キャンバーボルトで補正し、サイドスリップ調整を行わないといけない。
リアが3点リンク式のスズキ車は、ラテラルロッドも調整式に交換するのがベターだ。
また車種問わずヘッドライトの光軸もズレるので、忘れずに調整しておこう。
轟は軽カー用のラインアップが充実しているのもポイント。
エブリイに関しても現行のDA17から今でも根強い人気を持つDA62まで、ワゴン・バン共にリリース。
アップ量は車種により異なるが、約30~35㎜アップ。
轟を装着したまま、なおかつひと回り大きなタイヤを履かせても車検に対応するから多くのユーザーに支持されているのだ。
ドレスアップよりもむしろ機能性を追求したのがワークスプリング横綱。
独自の専用設計によって、荷室に多くの荷物を積み込んでも、ほぼ純正同等車高のままケツ下がりしないように防いでくれる。
荷物を積んだまま車検を通せるのは便利。もちろん乗り心地も申し分ない。
●価格:2万3000円(リアのみ)
●対応:DA17・64エブリイ
問ケーエルシー 0439-88-0450
http://www.klc-div.com
Kカースペシャル ドレスアップガイド Vol.27 スズキ エブリイ No.11 2020年11月25日発売号 より
[スタイルワゴン・ドレスアップナビ]