360度+リアの2カメラで
ドライブの安心を手に入れる

ドライブレコーダー装着
難易度★★★☆☆ 作業時間120〜240分




カメラの取り回しができれば電装系の作業は比較的容易
いま最も話題の電装系パーツといえば、ドライブレコーダーではないだろうか。昨今のあおり運転による事件をきっかけに、大きく装着率を高めているのはご存知の通りだ。多くの人は、ショップで取り付けてもらうことを選ぶと思う。とはいってもコロナ禍において、通販で買ったドラレコを自分で取り付けようという人もいる。

実はドラレコの取り付けは、DIYの基本的なテクニックの集合体。DIYに興味があって、これから取り組んでいきたいという人にぴったりの教材ともいえる。

シンプルに取り付けの手順を説明すると、カメラを設置→配線を通して→電源に接続と3ステップ。カメラの設置には、内張りの着脱が含まれるので、例えば張り替えや塗装、スピーカー交換などのカスタムにも有効。電源の接続は、他の電装品にも応用が効くというわけ。ドラレコひとつで、いろんなDIYの技術を習得できるのだ。

しかも、今回取り付けたワーテックス×LXモード・DVR-360-2Gは、配線加工を要するモデル(シガープラグタイプならもっと簡単!)。常時電源とアクセサリー電源を別々に確保する必要があるので、電源取り出しの基本も覚えられるというわけ。前後左右に後方カメラというパッケージ、側突やあおり運転などを記録できる多機能モデルだけに、取り付け後の達成感はでかいぞ。

●DIY装着パーツはこちら

ワーテックス×LXモード・DVR-360-2G

トラック用カメラの実績をドラレコに投入
フロントカメラは前後左右対応の360度、リアカメラは垂直220度の広視野角で、あおり運転や側突などもしっかり記録。最大24時間のタイムラプス録画による駐車監視やWDR&ナイトビジョンなど、ドラレコに求められる機能をあますことなく搭載する最新の多機能モデルだ。JDRCの事故時保証制度対象モデルでもある。


通常のワイドアングルモードに加え、360度カメラを活かしたマルチウインドウやフロントバックモードなど全4種類の画面表示を選択できる。マルチウインドウは車内に加え横方向の状況も確認できるので安心度が高い。リアカメラの映像は右側中段に表示される。


録画設定では記録画質の選択やリアカメラを反転(鏡像)させるなど、細かく設定することもできる。microSDカードのフォーマットなどもこの画面から行えるぞ。

フロントカメラには4.5インチの大画面も採用。タッチスクリーンで様々な操作を行えるのも魅力だ。

【PARTS SPECIFICATION】
■価格:3万9800円

問:バックアップデザイン 077-516-4388
http://www.lx-mode.jp

●作業スタート

その1 リアカメラの設置
前後2カメラタイプのドラレコで、最も手間がかかるのがリアカメラの設置。天井あるいはフロアに配線を通さなければならないからだ。今回は作業のやりやすさを考慮して天井を通す方法を選択しているぞ。

1 ドア開口部の外周にあるウェザーストリップを外す。助手席ドア/助手席後ドア/リアゲートの3カ所を外しておこう。引っ張ればOKなので簡単だ。

その2 フロントカメラの設置
次にフロントカメラを設置する。リアカメラのように長々と配線を通さなくても大丈夫だけど、Aピラーや天井部分の裏に配線を隠す必要があるので丁寧に進めていこう。ポイントは本固定前に一度電源を入れてカメラの向きなどを確認しておくこと。フロントのみの1カメラモデルの場合は、ここから作業すればOK。

1_1 リアカメラ同様、一度カメラを仮固定して位置を確認。映像を記録する範囲や運転中の視界など、自分に合った位置を見つけて貼り付ける。走行中にカメラが落下しないよう脱脂を忘れずに。

その3 電源を取り出す

カメラの設置が終わったら最後に電源を取り出す。駐車監視用の常時電源、通常動作用のアクセサリー電源、アースの3本をそれぞれ適切な場所に接続。今回、常時電源とアクセサリー電源は、助手席足元のヒューズボックスから検電テスターで調べて取り出した。

●配線取り回しイメージ

スタイルワゴン2021年1月号より


[スタイルワゴン・ドレスアップナビ]

情報提供元: ドレナビ
記事名:「 【電装系DIYやってみた#03】80系ハリアーに前後2カメラドラレコ装着! カメラ配線の取り回しがポイント【120〜240分】